ザ・ペニンシュラ前 
ブラブラっと 
バスと一緒に
1999年10月 家族全員で香港へ行きました。
１０月１４日（水）いよいよ出発 名古屋空港から香港国際空港へ
今回の旅行はふとしたことから思いつき（キャンピングカーでの旅行と変らない・・・(^^;;;）、
学校があるにもかかわらず実行に移すこととした。家族の初めての海外旅行である。
さあ、どこにいこうかと思案したところ、親友が香港に３年ほど前から赴任していることを思い出し、
幸い家族ぐるみの付き合いもあることからそこに決めた。問題は子供の学校。４日ほど休校させる必要が出てくる。
先生に相談したところ（ただの報告とも言う）反対も無く（あたりまえか？）
それなら「行ってまえ〜」とういことで４泊５日の旅行となったのだ。
名古屋空港を１０時発の飛行機に搭乗するため、自宅を７時に出発。幸いにも自宅から空港まで約３０分の距離のため
空港で余裕いっぱい。そんなに早く出なくてもいいことは分かっていたが、なんせチョー久しぶりの海外旅行。
空港への道のりから旅行は始まってるんよね。予定通り７時３０分に空港着。さっそく搭乗手続きをすませる。
早朝にもかかわらず国際空港は旅行者でいっぱい。出国手続きに少し時間をとられるも無事通過。
さあ、あとは出発まで気楽に過ごすだけだ。
子供達はＳＨＯＰや駐機している飛行機を見たり、あっちやこっちと駆け廻ったり・・・見るものすべて珍しく
ゼンゼン落ち着かない！・・・と思っていたのだが、ソファーに座ってずいぶん落ちついとるやないの。
なんや興奮しとるのは俺だけっ？「・・・おまえらオヤジか！」
ザ・ペニンシュラ前 ブラブラっと バスと一緒に
いきなり香港着！
この旅行を決めてから「地球の歩き方（ダイヤモンド社）」「ワールドガイド（ＪＴＢ）」を読み漁り、
日程を細かく決めていたのでさっそく行動開始。到着後はホテル近くのフェリー乗り場や
海濱公園（プロムナード）そしてザ・ペニンシュラ辺りまで散策。この界隈こは香港太空館（宇宙博物館）や
香港科学館そして香港文化中心などが隣接しており、けっこう賑わしい。若者に限らず沢山の人が闊歩していた。
その後、夕食は日本語の看板に誘われるままに上海料理（だったと思う）の店へ。入店すると、ほとんど客がおらず
７．８名の店員が一斉にこっちを見る。（なんやここは！）しかもこっちはコテコテの日本人。
店員はなにやらカモがきたとでも思ったのか、ジロジロ見ながら席に案内。
幸いにもメニューは日本語であったため、気軽に注文。いつもなら絶対食べないような高級食材を
思いっきり食べてきた。しかし、食事中相変わらず店員たちはこっちをジロジロ見てる。
女房はそういうのが非常に気になるらしい。「あの人こっちばっかり見てる！」と相手に見えないように
話し掛けてくる。「おいおい敵はいっぱいなんだ！違う角度から他のヤツが見てるぜ」
なんだかんだ人の目を気にしながらもアワビステーキや○○エビをおいしく食べてきた。
（翌日談・香港では食べるときに使う食器のうち湯のみのような小さ目のおわんを使うらしい。
しかし我々はそんなことも露知らず、香港人なら不要なものをよける汚い皿！に食べ物をいれて
食べていたのだ （ToT）。アイツラそれが珍しかったのかも・・・お〜〜〜メッチャクチャ恥ずかしい！）
事前調査に時間をかけた割には肝心なことを把握していなかった・・・(ToT）
全然眠たくないよっ！ 
お決まりの電飾看板
その後、夜のチムシャツォイへ。ミホのお目当てのＨＭＶや小物の店、そして洋服店などを見て廻り２２時ホテル着。一日目、終了ぉ〜！
今回の旅のパートナーである宿泊ホテルは、ザ・ペニンシュラ！
・・・・・と言いたいところだが予算と我が家の格式の問題で断られ、ザ・ホンコンホテル（香港飯店）であった。
１０月１５日（木）ツアーお約束の香港監禁？買物ツアー＆池田家訪問
今日は恐怖？の香港観光ツアー（買物ツアーに改名したほうが絶対いいと思う）。
これは唯一、出発前から恐れていた事だ。
なぜか言うと申し込みの際、観光ツアーに参加しないと一人あたり３０００円位費用が高くなる理由を知ったのだ。
観光（ガイド付き）と昼食（飲茶）まで付いているのもかかわらず・・・。
「これはどういうことなの？」私の問いに担当者は、非常に言いにくそうに
「現地ツアー会社との提携で、少しでも旅行費用を安くするためのモノです・・云々かんぬん・・・」
そこまで聞いてピンときた私は
「絶対なにか買わなければならないの？」
「いえいえ、そんなことはないですよぉ！」
との返事に少しは安心したが、過去の香港旅行でも
頼んでも無い「写真入の皿」や、いつ撮られたのか自分でも判らない程の沢山の写真などを、
もう二度と会うことの無い最後のバスの中でほぼ強制的に売りつけられたことを思い出した。ゾ〜。
しかしここまでは「他の観光客の中に紛れりゃ大丈夫だろう」とノンキに構えていた。しかし・・・。
朝８時（しかもこんな早い時間に）、オネーチャンがホテルのロビーまで迎えにきた。
「オーカアラさ〜ん？」朝からメチャクチャ元気がいい。（こいつが今日の敵か！）
ネーチャンはホテル内では従業員に知り合いが多いらしく、なにやら挨拶している。
こんな普通の光景でも怪しく見えてしまうのは俺だけか。
さあ、いよいよ恐怖の買物ツアーの始まりだぜっ！
最初は、レパルスベイだ。ここは高級リゾートマンションや洋館の点在する場所である。おっと、大事なことを書くのを忘れていた。
迎えのバスに乗った瞬間、思わず失神しかけたのだ。それは
「今日はオーカアラさんの家族だけですよ〜！」 だって。
おれと女房は思わず顔を見あわせ「絶句・・・」もう逃げられない。
後は芸能人の多く住むマンション
昔ジャッキーチェンや
アグネスも住んでいたらしい
レパルスベイでは寺院や天后廟のある場所を散策。ここには婚縁石や景福墓、正財神に幸福の神など
ありとあらゆる福の神や縁起のいいものを集めている。ここでは龍の絵をモチーフにした、家族全員の名前を漢字で記載し、
お金がたまる縁起のいい額入りのハデな色紙を売っていた。（名前失念） ネーチャンはそこまで我々を案内し、
「お金貯まるよ！縁起いいよ！」としつこい。書いているニーチャンも「散策中に書いておくので帰りに寄ってね」と全員の名前を聞き出す。
人のいい？私も私で全員の名前を伝え、女房達に合流。
散策後、ネーチャンが「いいよ！これ、お金貯まるよ！」と俺の前にそれをもってきた。あまり気が進まなかったことと
女房は「いらない」と言っていたこともあり丁重に断りやっと開放！ファーストステージ無事通過！
隣になぜかマックがあった、・・・食った。（ここまで来て）
とにかく派手なつくり
次はタイガーバーム宮殿。写真はあるのでアップするが、当宮殿をガイドブックで見ても探せない。
記憶によるとあのタイガーバーム軟膏で財をなした人が建てた自宅で、
現在は身内の誰かが１人で住んでいるらしい。（スッゲー曖昧ですまんすまん）
宮殿内のちょっとした売店では、じーちゃんがキョンシーの帽子やおもちゃを売っており、なにやら話し掛けてくる。
一応値段を聞いたが８０ＨＫ＄だし、子供たちも「いらない」とのこと。（ごめんネ）
ここまでは、ショッピングはほとんど無い。でもガイドのネーチャンはバスの中や我々の散策中にどこかへ電話を入れている様子。
そろそろ恐怖のショッピングか。
このツアーもやはり観光と買物を上手く組み合わせているようで、できるだけ交互に巡るようになっている。
買物だけだと飽きるし、お金も立て続けに出てこないと思っているのだろうか。いよいよ一軒目の貴金属店へ。
ここは確かに品数が豊富であり、「○○を買う」という目的をもって入店すれば非常に
気に入ることだろう。しかし、我々の目的はここには無い！（キッパリ）。
・・・しかし、そんなに甘くもない。
店員は我々を目にすると、しつこく後をついてくる。一応バスの出発まで時間があるし、
他に行くところも無いので、興味も無いのにショーケースを見て歩くしかない。少しでも立ち止まるものなら
「これいいよ！お金貯まるし。みんな日本人買ってくよ」だって。ここの国の人はお金貯めるのが大好きらしい。
（日本のように年金や医療保険などといった制度が無いのでそれも無理も無い発想なのだが・・・えっ？俺のキャラに合わんって）
女房もシャネルの指輪を強引？にはめられ、今にも買わされそうな雰囲気。しっかし商魂たくましいね！この人たち。
子供達は我関せずといった雰囲気で後をついてくるだけ。そりゃそうやわね、ここじゃ欲しい物無いしね。
しかしなんとか無事に脱出し、次の目的地へ。 セカンドステージなんとか通過！
次は漢方薬店。入店後まず教室のような部屋へ通される。子供は入ってもムダなのか、外で待たされる。
そこへどこかの大学の先生のような人が白衣で登場。まるで講義のような雰囲気で「どこか体にワルイトコないですかぁ？」と聞かれ
我々二人は「どこもなーい！」
教授の顔に一瞬苦笑いが見えたような気がする。
なんだかんだで漢方薬店も無事通過 サードステージ楽々クリアー！
このとき一つ感心した事がある。我々が教室内に入っている間、ガイドのネーチャンが
子供達にお菓子を買い与えてくれていたのだ。結構いいトコあるじゃん。
次は息抜き？の観光！
カズマサ ＆ ミカ
今度は「ビクトリアピーク」らしい。ここは香港観光では必ず訪問するところである。特にそこから見る眺めは
１００万＄の夜景と言われるほど見事だ。あいにく時間は昼間なので、夜景は楽しめないのだが。
子供達も次の訪問地が買物ではないことにうれしそう。（親はそれ以上にうれしい！）
ところが、降ろされたところはあきらかに頂上ではない。途中のチョットした展望台だ。時間が無いのか、はたまた
時間帯の問題なのか、とにかくここで降りて写真撮影。ネーチャンが我々５人を高層ビル群の正面に立たせ
「さー写しますよー、もっと笑ってぇー」
（５人で写った写真はビル群が見えないので上の写真にした）
追記・その展望台にはジーチャンとバーチャンのご夫婦が手押しワゴンに山のように積み上げた
腕時計を売っていた。一個１０ＨＫ＄ナリ（安い！）。Ｇショックまがいやキティちゃんのキャラクターモノなど、
いかにも子供達の欲しがるような物ばかりである。
帰りのバスの子供達の腕には３個の時計がきれいに納まっていた。思いがけなく撃沈。 (^o^)/
さあ、次は飲茶である。ここまで約４時間、何も食べてない。当然腹は減っている。
場所はチムシャツォイの飲茶店である。レベル的には一般大衆向けのお店のようだ。（当然か）
面白いと思ったことが一つ
この飲茶店に入るのに、全く別のしかも営業中の食堂を通って行ったのだ。
文章で書くと全然おもしろくないが、当事者とすれば
１．ガイドの後をついていったらある食堂に入り、
２．しかもそれぞれ昼食中のお客がすわっている
３．そのテーブルの合間を縫うように
４．６人が奥の出口までスルー
っていうのは絶対おもしろい！
最初はてっきりこの店で食べるのかと思ったほどの自然な動き？であった。
香港ではこういうのは当たり前なの？ 
我々が案内されたテーブルには既に５人分の食器が用意されており、決まっているコース通りに
点心が次々に出されてくる。子供にはミネラルウォーター、わたしらビール、あーうんめー。
海老入り蒸餃子や春巻きがうまかった。ごっそーさ〜ん！
次のショッピング先はシルク店である。ここでは入店後いきなり若いニーチャンが
流暢な日本語で、シルクの素晴らしさを我々に訴える。その間約５分。私はその話よりも
彼の日本語の上手さに聞き惚れ、ほとんど内容は頭に入ってこない。子供は子供でつまらなそう。
ニーチャンすまんかったね。
やっぱし、ここの店員たちも非常にしつこい。しかも間の悪いことに今店内にいる観光客は我が家だけ。
ニーチャンの話が終わった途端に、今まで遠巻きに見ていたネーチャン達が一斉に近寄ってきて
子供服やジャケットを見せてくる。中でも子供用のチャイニーズ服の売り方はしつこかった。
確か日本円にして７．８千円位だったと思う。しかも真っ赤。そんなの誰が買うの？いつ着るの？少なくとも我が家には不要である。
しかし敵も必死である。２．３人のネーチャンは女房と子供達の後を永遠とついている。大名行列とまでは言わないが、
横から見ていてこの光景はチョットおもしろい（ゴメン）。当然私にも他のネーチャンがついている。
ネクタイのところで、２．３本とって見てみれば、すかさず「ニアイマスヨー」「ソレイイネー」だって。
ネクタイが欲しかったのと、あんまり買わないのもガイドのネーチャン悪いかなと勝手に思い、
とうとう「これ２本でいくらにする？」 ２本で１万円を９０００円にしてくれた。（それでもたっけー！）
フォースステージ、 げきち〜ん！
その後は、かばん屋と免税店。免税店はうるさい店員も居なくて、まあまあゆっくりと買物が出来たが、
かばん屋さんでは、案の定いつも通りの店の雰囲気。
ただ、もうこれ以上欲しいモノもないし、丁重に断りながらバスの出発の時間まで耐えた。
ガイドのネーチャンももうこれ以上ムリなのを悟ったのか「そろそろ帰りますか」と愛のお言葉。
「やったー」「開放だー」
帰りのバスの中では、ウーロン茶やお菓子・キーホルダーそしてタイガーバーム軟膏をお土産分として購入。
最後なのでネーチャンと運転手さんに少ないながらも気持ちを込め「チップをどうぞ！」
なんだかんだ言っても、移動中や観光中は我々に一生懸命分かりやすくガイドをしてくれたネーチャン、
そして安全運転ではこんでくれた運転手さん、どうもありがとね！・・・・・でもキツカッタヨ。
ってなことで、なんとか買物ツアーを無事？切り抜け、いよいよ待望の池田家訪問である (^o^)/
「池田さ〜ん、待っててね！」
彼は香港島のノースポイント近くのちょう高級マンションに住んでいるらしい。家賃聞いて本当にビツクリ
「らしい」と書くのは、決して彼を疑っているのではなく (^^;;; なんせ、３年ぶりに会うのだからこんな表現になってしまうのだ。
奥さんやご子息達は、何回も日本に帰国しているし、そんなときでも我が家に酔ってくれて？・・・いや「寄ってくれて」
その際、女房や子供達は旧交を温めている。しかし、俺は正真正銘の３年ぶりなのだ。いやもっとかもしれない。
この旅行の計画を立てた時も、彼からメールや電話を何回ももらうなど彼の心遣いを非常にありがたく感じていたし、なんといっても
３年ぶりに会うことが出来ることへの期待がとても大きかった。
バスを降ろされた我々は、さっそく荷物をホテルにおき、隣にあるスターフェリー乗り場へ向かった。乗り場には
香港人・ヨーロッパ人そしてアジア系などなど、種々様々な人種がうごめいている。子供たちも
さっきまでの観光（買物？・・・クドイ）とは一味違った雰囲気に、メチャクチャ珍しそうにしている。俺もこういう雰囲気を待っていた。
ガイド通りに切符を買い乗船埠頭へ。しかし、ここで困ったことが。
ここからはセントラルと湾仔へ行く船があるのだが、2箇所の乗り場のうちどっちがセントラル行きなのかわからないのだ。
結果的にはどっちに行っても良かったのだが、セントラルに行くという計画を立てた以上、もうそれしか頭に無いし、変える余裕も無い (^^;;;
。
待っている隣のニーチャンに恐る恐る英語で話し掛ける。当然「？？？？？」ってな顔してる。
間もなく出発時間で女房もあせっている。今度は広東語で「ホイ・セントラル・ア？」って適当に聞くも、
これにもニーチャン困り顔。壁の看板を見ても、どっちも書いてあるようでわからない。あーどうしよう。
すると後から、４０歳くらいのオネーサンが手で「こっちでいいよ」とのそぶりで教えてくれた。「ふ〜助かった」
これがスターフェリー、どう？雰囲気いいでしょ？その向こうは湾仔のビル群・・・だと思う
ところで、チムシャツォイからノースポイント方面へは地下鉄という手段が一般的である。しかし、ガイドによると「スターフェリーは１階が２等席、そして
２階が１等席と分かれています。椅子の作りや船内の雰囲気が全然違います・・・」という事。当然乗り場も別々にあるらしい。こんなこと知ったら
地下鉄よりもまず「庶民のフェリー」に乗らない手なんて無い！でしょっ？・・・・・当然２等席でっせ。（大人 １．７ＨＫ＄）
その後、フェリー降場から徒歩で地下鉄セントラルステーションへ。この辺りは香港経済の中心地である。
主要な銀行や世界レベルの企業オフィスが集中している。そんな光景を正面に見ながら駅まで約５分。
ここからは地下鉄である。目的地までは約１５分。着く頃には駅まで池田奥さんが来てくれている筈だ。
ガイド通りに切符を買い、無事に自動改札機を通過。車内ではチョット違った雰囲気の電車にみんな無言。
とにかくうるさい。携帯電話も通じるし、みんな大きな声でしゃべっている。
我が家はしつけがいいのか、はたまた気が弱いのか、「・・・・・」。
「さあ、到着や！」何事も無く（当たり前か）目的の駅まで到着。
池田奥さんと、なんと次男のヒロフミ君までが着てくれていた。「おー、久しぶりぃー！」
空白の時間があったにも関わらず、顔を見た時から過去の記憶がよみがえってくる。その瞬間から３年ぶりなんて忘れてしまった。
女房と奥さんは既にオバサン？の会話だし、子供たちも近所の友達状態。
お住まいのマンションは本当にすばらしい。なんとリビングからは、対岸の九龍島・高層ビル群が丸見えなのだ。
きっと、夜景はもっともっと素晴らしいのだろう。
奥さんからは、香港での日本人社会の楽しさや苦労話など、女房からは近所の奥さん連中の土産話などで盛り上がる。
・・・私も話題になんとか付いていった（笑）。マサヨシ長兄も合流し子供達は部屋でお決まりのＴＶゲーム。
気が付いたらなんと３時間も経過している。
池田邸にて
池田氏とチムシャツォイで待ち合わせしている時間まであと少しだ。あわてて仕度し出発した。
ＰＳ・池田氏は香港を拠点にフィリピンや中国などを飛び回っているバリバリの国際ビジネスえりーとである。
（本日もフィリピンからの出張帰りとの事） しかし一見したらただのおっさん、これがいいんだよね！年も私と一緒。
地下鉄でチムシャツォイまで移動、予約を入れてくれていた海鮮料理のお店に入ると、既にそのおっさん（許してね）は座っていた。
「おおおおおぉぉぉぉぉ・・まいどぉー」 まともな言葉になってないが、がっちり握手（をしたかどうかも忘れている）。
これがそのおっさん池田氏（中央）である、そして隣は池田美人！奥様だ
この後、池田家お勧めの料理とお酒で大盛り上がり。昔行ったキャンプの話や仕事や子供の話。
話は尽きることも無いし、ドンドン記憶がよみがえる。「あーメッチャクチャ楽しい」あっという間に３時間。
３年以上会っていなかったなんて、もうまったく信じられん。
店を出た後は、みんなで夜のチムシャツォイへ。池田さんお勧めの土産物屋や
子供が目当てのアクセサリー店・洋服店そして化粧品屋とまだまだ続く。
とうとう２３時、子供たちは相変わらず元気だが、切りが無いのでもうここでお別れ。明日は、池田ご夫婦の案内によりスタンレーへ。
「おやすみなさ〜い！バイバ〜イ」
１０月１６日（金）スタンレー観光、そしてＨ・マンダリンのハイティーセット
本日も快晴でっせ
セントラルでの池田夫婦との待ち合わせまで、まだ少々時間がある。朝食後、我々は近くのアップデイトモールや
ネイザンロード沿いのお店を買物目的で見て廻った。覗く店すべてが興味の対象だ。ミホは洋服、ミカはアクセサリーと忙しい。
・・・でも本当に安い！Ｔシャツやスカート・Ｇパンなどが４〜５００円から有る。小物なんて１００円以下だ。
３人の顔は、終始にやけっぱなしである・・・これホント！
ただ、息子のカズマサだけは、そろそろ飽きてきている。
こんな時だけ「オトーサン、どっか行こう」ってな調子でまとわりついてくるんだよねぇ。（でもうれしい）
我々２人は、豚の頭や胴の丸焼きを天井から無数につってある肉屋や、ワラひもに足と体をクルクルに巻かれた蟹の大群などを
興味本位に遠巻きに見て廻りながら時間を潰した。結構おもしろかった。
しかし、中々帰ろうとしない女性陣にとうとうしびれを切らし、私とカズマサはお目当てのワーナーブラザーズストアへ先に行く事とした。
カズマサはそこでお気に入りのキャラクターのキーホルダーをＧＥＴし、更にマー君とヒロ君へのお土産も買え、とてもうれしそうだ！
その後、１１時に女性陣とスターフェリー乗り場で合流し、いよいよ約束のセントラルまでＧＯ！
（今度は２階の一等席だぜっ！）
池田夫婦とは約束通り１１時３０分に合流。ここから２階建てバスでスタンレーへ移動である。我々はバス停のある交易廣場まで徒歩で向かった。
このバス停は多方面への拠点のようで、池田氏でも迷っている。しかし彼の強みは広東語も英語も出来ることだ。
係りのおじさんにスタンレー行きの乗り場を聞いているようだ。我々５人は後で指くわえの状態だ。
ちなみにスタンレーまで、大人８ＨＫ＄くらいだった。（安いよね）
「やっぱり、２階の一番前にのらないとネッ！」と池田氏。最初のバスをやり過ごし次のバスに。結構気をまわしてくれている。
追記：ご子息２人は留守番との事。これにはミカと・カズマサはガックリ。夕方まで待っててね。
スタンレーマーケット 
ここでも買物に夢中
約３０分でスタンレーに着いた。先ずは腹ごしらえ。欧米風のカフェに入ってちょとしたリゾート気分だ。スタンレーには昔から
監獄の街という暗いイメージがあったそうだが、今では欧米人がたくさん移り住み、明るいエキゾチックな海辺の街に様変わりである。
スタンレーマーケットには欧米人の好みやすい、コットンやカシミヤそしてシルクなどで作った様々な衣類やみやげ物が所狭しと並んでいる。
ここでの主役もやっぱり女性陣。今回は池田奥さんが加わっているので尚強いっ！男どもはほとんど金魚のフン状態だ。
池田氏の「奥さんと子供達がメインだよ！」との納得させられる言葉に、わたしとカズマサも後を着いて行くだけ。
イーゴーズカフェ前 
海岸にて
マーケットを充分見て廻った後は、スタンレービーチでしばし休憩。海に海上生活者の船が浮かんでいた。
「もうおなかいっぱい」
この後、タクシーでセントラルまで移動。そしてマンダリン・オリエンタルのアフタヌーンティーへ。
このホテルはアジアを代表する「最高級ホテル」と形容されているが、それには疑う余地も無い。フロントにはビジネスマンから
長期旅行者風のシルバー層、そしてレストラン目当ての人などなど、出入りが尽きることがない。まるで駅の構内のようだ。
そして、ここは池田奥さんのチョーお勧めのスポットでもあるのだ！（いつも来てるんやろなァ、ウ・ラ・マ・ヤ・シ・イ）
「香港へ来たら絶対食べてって欲し〜い！（オネガ〜イ）」と前の日から予定してくれていたのだ。
（追伸：この日のスタンレー観光は、池田氏が計画してくれた。ご夫婦には多謝である。殆ど毎日付き合ってくれた、しかも深夜まで）
本題に戻るが、アフタヌーンティーとはなんでもイギリスの習慣である午後の軽い食事のようで、サンドイッチやケーキ、
そしてなくてはならないスコーン（焼き菓子）などをコーヒーや紅茶・ジュースでいただくのだ。写真では解りにくいが、
それらが３段の大きな銀？（ステンレスだったかな）のお皿に載せられている。
案内されたテーブルの周りには午後茶を楽しむ人達で既に一杯である（日本人観光客も多い）。しかたなく？
５．６人掛け程度のソファーに座り池田奥さんお勧めのメニューを注文。子供たちもジュースで「いただきま〜す」
どれも一口サイズで食べやすく、ドンドンおなかに納まっていく。けっこう食べたぞっ。
小食のミカとカズもたくさん食べたよね！（オネーは元々・・・）
マー君・ヒロ君を家まで迎えに帰っていた奥さんと１８時にチムシャツォイで合流、やっと全員集合だ！子供たちの疲れも直ぐに初期化された。
そして今晩の食事は「韓国焼肉」だ！表通りを少し入った場所にある小じんまりとしたお店で、現地人じゃないと中々入らないような店である。
（店の大将は韓国人で日本語も上手い、・・・でもチョット怪しい？（池田氏談））
注文してないのにいきなり６・７種類の前菜が隙間も無いほど並べられた。なんでもこれが当たり前のようで、
後のテーブルのニーチャンを見てもおんなじだ。これだけで腹はふくれそう。・・・実際そうだった。(^o^)/
メニューは日本でもお馴染みでもここの味は非常においしかった。
プロムナードで夕涼み
その後、ネーザンロードを徘徊し海濱公園まで歩く。ここプロムナードは深夜まで人が絶えない。恋人達のデートコースでもある。
売店もあるし夜景を目の前に臨むことのできる展望台まである。海風にうたれ酔いもさめた。
今晩、ミカは池田家に泊まるためいっしょに帰っていった。（初めての１人外泊・・・おとうさん心配っ！・・・アホか！）
今日もこんな遅くまで付き合ってくれて「マー君＆ヒロ君どうもありがとうね！」
１０月１７日（土）飲茶・女人街そしてビクトリアピークへ
本日は、香港文化中心にあるレストラン映月楼での飲茶からスタート。ここは観光客ばかりでなく、地元の人にも人気の飲茶店らしい。
テーブルからはビクトリア湾越しにセントラルや湾仔のビル群が見える絶景の場所でもある。そうそう今日は池田長兄のマー君は、
クラブの開会式に出るということで、奥さんとマー君には午後まで会えない。それでも池田氏とヒロ君が付き合ってくれた。
沢山ある点心の中で最も気に入ったのは、油？の入った沸騰したお湯に２０秒くらいつけて調理する青菜だった。
これにオイスターソースをかけて食べるのだが、とにかくメチャクチャうまかった。ここでも香港を堪能した。
次はモンコックだ。ここは、ネーザンロードからまっすぐ北へ向かったところで、チムシャツォイから地下鉄で３つ目にある。
ただ、街の雰囲気はネーザンロードの中心とは大きく違い、いかにも広東語の世界である。
通りには沢山の屋台が並び、ジモティーが衣類やおもちゃを買っている。我々の目的もやはり洋服類で、女性陣は
屋台ごとに立ち止まり物色している。とにかくＴシャツが３００円くらいからある。品質は「？」としても見るものすべて安いので
どうしても手にとって見たいらしい。店のオバサンは英語をしゃべれる訳でもないし、もちろん日本語もムリ。
もっと安く買いたいの「ペンディーラー」って交渉するも、そのあとに広東語で返されるのでこっちは「？？？？？」
そんな時は池田さんの出番！「○×△▼＝＃＄＊？」でこっちの要望通りに交渉してくれる。「サンキュー」
公園を見つけると一気に遊び始めた
しばらく歩くと屋台通りの先に公園があった。子供達はそれを見つけると一気に走っていった。ここまで来ても公園には惹かれるらしい。
（１０年前、ミホを沖縄に連れ行った事がある。沖縄から帰ってから、近くの公園でミホと遊んだ時に
「こっちのが面白い！」と言われた事を思い出した (^_^;;;; ）
ＰＳ・香港には公衆トイレが少ない。偶々この公園にはトイレがあったが、他に利用した公衆トイレなんて思い出せない。
マクドナルドで勝手に使った程度である。一般的には店に入って借りられるそうだが、あくまでも「広東語」が話せないと・・・。
オープントップバス ピークトラム
いよいよ香港最後の夜を迎える。これから１００万＄の夜景が見渡せる「ビクトリアピーク」へ登って行くのだ。
ピークトラム駅行きのオープントップバスは、フェリーを降りて、直ぐ前のバス停から出発する。
無料で運んでくれるのだ。（追記：隣の空き地でフィリピン人のメイドさん達が何百人と集まって踊っていた。
毎週末にコミュニケーションやレクレーションを目的として集まる様です）
オープントップバスは２階の一番前がベストポジション。高層ビル街の合間をぬうように走り、頭の上を樹木の枝や
軒が過ぎていく。「お〜怖〜」「でもおもしれ〜」子供たちも喜んでいる。
ピークトラム駅に着いたところで、池田奥さんとマー君に合流。今までクラブの試合だったんだよね！おつかれ〜。
９人はいよいよピークトラムのホームに向かった。そこは見ての通り（右写真）、結構急なホームである。
ガイドによるとトップまで、距離１．４ｋｍ・標高差３００ｍ・所要時間８分ということだ。
土曜日という事もあり構内は満員、当然車内も満員である。幸いにも着席できたので、
急勾配を上がっていく車窓から眼下の町並を写真で残した！・・・つもりが、写ってなかった
(ToT)
頂上は風が強く少々寒い。１１１年前、イギリス人が涼しさを求める為にこの線路を建設し、好んで頂上まで涼みにきた理由がよくわかる。
頂上にはピークタワーやピークギャレリアそしてピークカフェなど休憩できる場所もたくさんある。
真っ暗になる前に、池田氏お勧めのビューポイントへ。ここは昔からあるシャッターポイントだそうだ。
現在は新しい展望台が別にある為、ここへの人は少ない。ここから撮った写真が下の写真である。
どうですか？夜景は想像つくでしょ？
写真の後に見えるやけに明るい建物がＪＵＭＢＯです（船なんですよ）
強風の中ブラブラと散策し、いよいよ頂上を降りることとした。ところがバスは思いっきり混んでるので、池田氏から「タクシーで行きまひょ」との提案。
しかも、そのまま食事する場所まで向かうものと思っていたら、「せっかくだからＪＵＭＢＯでも見に行く？」との再提案。
ＪＵＭＢＯとは、過去に香港へは３回来たことがあるが、３回ともコースに組まれていたほどの観光ツアー定番の「海上レストラン」である。
入店すれば何万円とかかる費用が目の前で写真をとって直ぐ帰ったのでタダ！「ラッキー！」
とうとう最後の晩餐である。タクシーは池田家ご推薦の海鮮料理店へ向かう。
店の入り口には海老やしゃこ・かになど生きた食材が水槽を泳いでいる。「お〜、うまそ〜」
やけに愛想のいいマスターが我々が日本人だと判ってか、奥から日本語のわかる店員を呼んでいる。
「またカモか？でも今回はちょっと違うぜっ！」
お勧めメニューとしてあれもこれもと勧めてくる。池田奥さんも言いなりにはならず、広東語で応酬！。（すっげー）
運ばれてきた料理はやはり最高にうまかった。
この４日間の思い出や今後のことなど、話は尽きなかったが時間もおしてくる。
明日はマー君がクラブの試合の為会うことができない、今日で最後だ。
店を出た後、今晩もネーザンロードのお店を見て歩いた。夜がふけているにもかかわらず、まだまだ皆元気である。
わざわざホテルまで付き合ってくれた。ここでお別れだ。また会う約束して「さようなら」
最後まで面倒を見てもらったお礼も碌にできないまま、あっさり別れてしまったような気がする。
３日間毎日つきあってくれた事には頭が下がる思いであるのに。
多謝
１０月１８日（日）とうとう帰国・最後の買物へ
今日が最後の香港滞在日。出発の１２時までたっぷり時間が有る。もうすっかり地理も頭に入っており、
女房は娘だけとでも行ってくる勢いである。これ以上何買うの？朝食後、最後の買物に出掛けた（ホント毎日続くよな〜）。
その後、それぞれがお目当てのモノを手に入れ満足満足！
そして、迎えのバスにたくさんのお土産と思い出を乗せ「さようなら！ありがとう！」
名古屋空港へ２１時に無事着陸。
完
長々と読んで頂きありがとうございました。
追記：池田さ〜ん、この３日間の私どもへの心遣いに心から感謝してます！どうもありがとう！
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