４月２０日（土）２１日（日）東三河へ

今週は恐怖体験をしてきました。それもテーマパークのジェットコースターなんて目じゃなく、
一瞬命を危ぶむほどのマジで怖い体験でした。（恐怖）

その恐怖体験への入り口は１本のメールから始まりました。

「今度蒲郡のマリーナからクルージングに出かけませんか？」

差出人はいつものお仲間・・・そう！あの深谷さんです、４級船舶免許を持っている！
ちょくちょく河口湖でウェイクボードもやってるらしく一発返事で「行きます行きます」

（しかし後から聞いたらなんと海は初めてだったとの事、
そんなの！最初に言えよオオオオオォォォォォーーーーーー！）

すいません、出だしから興奮気味で・・・・・。

◇◇◇

しかしそんな事なんて露知らず、クルージングに縁の無かった我が家のメンバーは、
本番前の金曜夜にはウキウキ気分で蒲郡の海陽ヨットハーバーのＰへ。

既に恐怖体験案内人一家（笑）はご就寝のようでその近くへ停車。
明日のクルージングを夢見ておやすみなさい。


そして翌朝・・・


来週オープンするラグーナ蒲郡にはヨットマリーナも隣接されており、
今回はそのレンタルボートで出航するとのこと。
朝食後、車で５分のラグナマリーナへ。そして乗船手続きを。




　今回レンタルしたクルーザーです。　　こっち→　

このマリーナには４０フィートを越えるものから２０フィートクラスまで沢山繋留されており、
今日のパートナーはどんな船なのかウキウキ気分で桟橋へ。

丁度一艘の大きなクルーザーがクレーンに吊られており、思わず「これか！？すっげー！」
しかしそんな訳ないっすよねー、１万５千円程度じゃ。今回のパートナーは２０フィートのヤマハＳＲＶです。

それぞれライフジャケットを着込みいよいよ出航です。




　　　　　　　　

今日の目的地は篠島です。２年ほど前に女房と言った時の釜揚げした甘海老が
とにかく美味しかったのを憶えていて、今夜のおつまみに手に入れたいと思っていたのです。
・・・そう出航するまでは。

ＳＲＶはマリーナから三河湾を順調に走り出し、７人は写真の通りめちゃくちゃハイテンション。
しかし恐怖の体験へはこの時点で既に始まっていたのです・・・。

この日は結構風が強く、三河湾に出た途端から船の横腹をたたいてはじける水飛沫が飛んできた。
「今日着替えなんて持ってこなかった、ハハハ」「そうなのー？大丈夫乾くわよ」
なんて最初は面白がっていた７人もあまりにしょっちゅう飛んでくる水飛沫に徐々に不快感が増してくる。

しかも水飛沫から、海水の塊へと変わりだしてからは身体中がびしょびしょになり
風邪の強さと海水の冷たさに全員段々と無言になってくる。
ものの３０分もしない内から頭の先から靴の先までバケツで水をかぶった勢いで濡れてきた。
しかも雨まで・・・。（泣）

このとき既に「もう帰りたい」「帰ったほうが良いのかな」と一瞬思ってはみたが、
直ぐに雨も止みそして晴れ間も見えてきたので、再度篠島のほうに向かう事にした。

向かう事延々１時間。変わらぬ水飛沫にとうとう篠島行きをを断念し、
少し近い佐久島へ上陸することに。




　佐久島

小さな島・佐久島では、民宿や食堂以外にお店を発見する事が出来ず
暖かい缶コーヒーをゆっくりゆっくり飲みながら冷えた身体を回復させ、
そして散策を兼ねながら、濡れた身体と衣服に暖かい日差しをあびせていた。

◇◇◇

そして・・・

「さあ！帰ってご飯にしようか」このとき１２時３０分過ぎ。
少々遅めの昼食を楽しみに帰路に向かった。

しかし、帰路の波は佐久島港の穏やかな海面とは打って変わって予想以上に高く激しく、
７人の乗った小さなボートはまるで木の葉が舞うように三河湾の海面を舞っていったのだ。

「来る時の波とそう変わらないよね、ハハハ」

気休めに深谷さんに言ってみるも

「いや・・・全然ちがう・・・（無言）」

（まじー！？やっぱそうか・・・）

誰が見ても違いが分るほど波は大きく激しくボートに襲いかかってくる。
行きに経験した波のかぶり方とは大きく違い、
一度にバケツの水が全員にかかってくるほどとにかく激しい。

しかし、こんな波の状態を目の当たりにすると、濡れることなど一切気にならず、
それどころかとにかく無事に帰港する事だけ祈るのみになってきた。（真剣）

ハンドルを握る深谷さんの顔つきも、昨年けいこさんがキックボードで怪我をした時に見せた以外
見た事もないほどの真剣な顔つきで、横波にやられないよう無言でかじをとっている。

「すっげー、めちゃ面白い！」

カズマサだけだ、こんな時まで面白がっているのは・・・。（殴）

女性陣は無言で手すりにしがみつき、心配そうに前方を見ているだけ。
ここからラグナマリーナへはまだ２０Ｋｍ以上もあり、言葉には出さなかったが
無事に帰れるのか一時は真剣に考えたほどだ。

「もし落ちても慌てないで浮かんでいるように」

こんな発言をしても笑うどころか皆無言でうなずいている。
あとは深谷さんの腕に全員の命を預けるだけ、そして私は横で励ますのみだ。

◇◇◇

横波に遣られないようかじを握る事１時間以上。
前方にラグーナ蒲郡の観覧車がかすかに見えてきた時には
「あと少し！なんとかこのまま行ってくれ」とただただ祈るのみ。

そして・・・

全身海水のシャワーを浴び続けた７人は寒さに震えながらマリーナの湾内へ。
「やっと帰れた！（嬉）」思わず深谷さんそしてけいこさんとハイタッチ！
ここまで２時間弱。たった２０Ｋｍ程度の距離を２時間近くもかかっってしまった。

◇◇◇

陸に足を付けられる喜びって本当にあるのですねー。
とにかく自由にそして安全に歩けるだけで幸福感が一杯でした。

・・・

給油している深谷さんを残し、車に戻る大人３人の会話

妙子　「深谷さん達っていつもこんなスリルを味わっているんだ」
けいこさん　「いやぁ、私もはじめてよ」
妙子　「だって海には何回も来てるんでしょう」
けいこさん　「ううん、はじめてよ」
かずひこ　「それまじっすか？」

・・・・・生きて帰れたのが不思議なくらいであった。
そして「もうしばらく海はいい」と３人は笑い飛ばしたのであった。チャンチャン


◇◇◇


遅い昼食を済ませた後、深谷家とはここでお別れし我が家は豊川のグローバルビレッジへ。
もう一つの目的であるオフ会場へと向かった。


◇◇◇


豊川グローバルビレッジ

　　　　　　　　　　

ともなりさん＆松浦さん　　　　　　　　　　　　　　新野さん一家　　　　　　　　　　　ＫＡＺＵＨＩＫＯ＆ＴＡＥＫＯ


今回購入したＫＩＮＧ５．３はグローバルさんが架装しており
今後のメンテナンスのお願いと壊れたステップのギヤを購入することが目的です。

でもどうせ行くのならと複数の方に声を掛けていたところ
新野さん、ともなりさん、いのうえさんそして松浦さんが来られました。
新野さんは前日夜から一緒だったのですが、幸か不幸か（ぜったい幸です）航海には出ず、
伊良湖方面まで走ってきた後に寄られました。
ともなりさんといのうえさんは昨年の木曽川ＡＣ大会以来でしたが
初めてお会いしたのは丁度１年前のこのG・ビレッジでした。

ともなりさん、いつも楽しい話題をサンクスです、この人は話材に事欠きません。
いのうえさんは昨年同様今回も２４時を回ってから来るパフォーマンス振りです。
そうそう！松浦さん、ホント先生っぽくないっすねー（笑）。今度はポン酒に付き合わせてください。
その後は寒さに震えながらも２時過ぎまで語ってました。

◇◇◇

翌朝、グローバルの菅原さん＆木村さんとしばし談笑後、それぞれが帰路に向かったのでした。
グローバルズに入会しましたよ。　→　りょうパパさん

終


ＰＳ・５年間共に暮らしてきたといっても過言ではない「カプリス」の嫁ぎ先が決まりました。
なんと鹿児島へ嫁ぐ事に。本日名古屋空港で無事に結納を済ませる事が出来ました。
気さくなおじさんで私以上に可愛がってくださる事と安心しています。
「カプリスよ、さようなら、ありがとう。」

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